主に漫画やアニメ等、色々思った通りに書き殴っております。(ヤメレ
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先日の絵チャで、久々に『ボスとお付き。』の話が出たので・・・・!
早速小話作ってみたら、未だにキャラ掴めてなくておかしくなりました。
それでもよろしければ・・・以下、畳みますのでご覧頂けると嬉しいです。^^
早速小話作ってみたら、未だにキャラ掴めてなくておかしくなりました。
それでもよろしければ・・・以下、畳みますのでご覧頂けると嬉しいです。^^
Argument!
真っすぐに、刀を構える。
神経を研ぎ澄ませ、気を集中させ、手や足の指の先までに意識を向ける。
瞳を閉じ、一度大きく深呼吸した。
聞こえてくるのは、己の呼吸の音のみ。
呼吸のリズムを整え、ゆっくりと眼を開く。
瞬間、手に持つ刀を素早く横に薙いだ。
煌めく閃光が、一瞬だけ目前に真横一文字の軌跡を残す。
刀の動きを止めた後も、刀身は鈍色の光を放っている。
フッと息を吐き出し、ゆっくりと刀を持つ腕を下ろそうとした―――――その時。
ふと真後ろに何者かの気配を感じ、反射的に陣は身体を反転させる。
その拍子に、右手の刀も同時に後ろへスライドさせた。
けれど、刀は最後まで振られる事はなく、ビタリと背後の人物の首元寸前で止まる。
あと数秒止めるのが遅かったら、今頃相手の首は吹っ飛んでいただろう。
再び静まり返った場内で、先に声を発したのは、陣に刀を突きつけられた背後の人物であった。
「・・・・てめぇ、陣・・・・。せっかく来てやったってのに、この手荒い歓迎は何だ、あぁ?」
静かだが、地を這うような低い声音である辺り、怒りが相当篭っているようだ。
その証拠に、そう言う人物の表情は思い切り引きつり、こめかみ付近には青筋が浮かんでいた。
少々伸ばした茶髪を後ろで一つに括っている、三白眼の吊り目の男。
鳶色の双眸は、目前の陣を鋭く睨め付けている。
しかし、一般人だったら脅えそうなその視線を受けても、陣は全く怯まず同じほどの目付きで睨み返す。
目元がかすかに引きつっているように見えるが、それは気のせいではないらしい。
眼の奥は笑っていないのだが、それでも口元だけは無理矢理弧を描き、
「何だ、てめぇかよ琥月・・・・。だったら手加減しねぇで斬っちまえば良かったぜ。」
との陣の言葉に、ピクリと茶髪の男・・・もとい、琥月の眉が跳ね上がった。
かと思うと、間髪入れず振り上げた右足で、恐れる事なく刀を弾き飛ばす。
琥月の爪先が背に当たった刀は、ギィンと耳障りな音を響かせて後方へ。
渇いた音を立てながら床に転がる刀を見送り、場に三度目の沈黙が訪れる。
いきなり刀を蹴り飛ばされた衝撃で右手にわずかな痛みと痺れが残る中、陣は改めて視線を前の琥月に戻し。
「てめぇぇぇぇ何て事しやがる!あの刀いくらすると思ってんだ折れたら弁償モンだぞコノヤロォォォォ!!」
「てめぇこそ人の事斬っちまえば良かったとか軽くぬかしてんじゃねぇぇぇ!あんな刀より俺の命の方が数百倍大切だろォが!!」
「そもそもいきなり背後に立つ方が悪ぃんだよ、あれじゃ斬られたって文句言えねぇだろオラ今すぐ土下座して謝れ。」
「何で謝んなきゃなんねぇんだここで!俺ぁ客だぞ、てめぇこそ『すいませんでした琥月様。』って頭90度下げて詫びろ!」
「客っつーか殆んどの場合不法侵入だろォが!今度訴えるぞ!!」
「ああ訴えてみろや、そしたらもう二度と情報売ってやんね」
―――――と。
「お二人とも、そろそろお止めになったらいかがですか?」
徐々にヒートアップする二人の口論を遮って入ってきたのは、穏やかな敬語。
そして、啀み合う二人の視界に割り込むのは、一人の眼鏡の青年。
金糸の髪が、小さな窓から差し込む日光に反射してキラリと輝く。
にっこりと微笑を浮かべて間に佇む彼の出現で、口論の勢いを失った二人は、思わず間の抜けた顔になる。
「はっ・・・・・葉、雪・・・・?」
「・・・・・・・・ボス。そして、圓井様。」
笑顔のまま静かに呼ばれ、二人が目を瞬かせると。
「こんな処で口論をなさっていては、何の話も進展致しません。圓井様、あなたも今回は急ぎの情報を持ってきて下さったのでしょう?でしたら、案内致しますので客間の方へ。ボスも、明日が期限の仕事がおありなのですから、煮詰まったからといつまでも道場に篭っておられず、私も出来る限りお手伝いしますので、仕事を再開して下さい。」
殆んど息継ぎもせず、迷いもなく述べられた上記の発言。
笑顔に穏やかな声音であるにも拘らず、何となくヒシヒシ伝わってくる威圧感に陣も琥月も身体を強張らせる。
・・・・いや、笑顔だからこそ恐怖が生まれるのかもしれない。
思わず黙り込んで、視線だけで会話する陣と琥月。
互いに「この状況をどうにかしろ。」とでも言いたげな目だが、どちらもどうにも出来ないらしい。
何故ならば―――――
「・・・・何か、異論はありますか?」
微笑を貼り付けた目前の眼鏡の男の言った事に、何も反論する術がないからであった・・・。
終われ。
・・・・はいっ!終了でございますー。^q^
とうとう出してしまった、三人目のキャラ。^^ 二人じゃ限界があると思って、今後の為に・・・。
え、と・・・。
あとでちゃんとコーナーページにもキャラ紹介を載せますが、一応ここでも簡易的に紹介を・・・・。
圓井 琥月(つぶらい こげつ)
茶髪鳶色の眼の情報屋です。ボス&お付きとは、高校時代からの級友。
でも、ボスとは年がら年中口論をしている犬猿の仲。お互い能力は認めているようだが、素直じゃないので。^^
ボスに情報を売る為に勝手に屋敷等に侵入したり、蹴りが得意だったりと身軽。
詳しくは、キャラ紹介のページに後で載せます~!
・・・・それにしても・・・・未だにボスとお付きのキャラも掴めてないってどういう事・・・・orz
はい!もっとオリキャラについて勉強してきまっす!!!
真っすぐに、刀を構える。
神経を研ぎ澄ませ、気を集中させ、手や足の指の先までに意識を向ける。
瞳を閉じ、一度大きく深呼吸した。
聞こえてくるのは、己の呼吸の音のみ。
呼吸のリズムを整え、ゆっくりと眼を開く。
瞬間、手に持つ刀を素早く横に薙いだ。
煌めく閃光が、一瞬だけ目前に真横一文字の軌跡を残す。
刀の動きを止めた後も、刀身は鈍色の光を放っている。
フッと息を吐き出し、ゆっくりと刀を持つ腕を下ろそうとした―――――その時。
ふと真後ろに何者かの気配を感じ、反射的に陣は身体を反転させる。
その拍子に、右手の刀も同時に後ろへスライドさせた。
けれど、刀は最後まで振られる事はなく、ビタリと背後の人物の首元寸前で止まる。
あと数秒止めるのが遅かったら、今頃相手の首は吹っ飛んでいただろう。
再び静まり返った場内で、先に声を発したのは、陣に刀を突きつけられた背後の人物であった。
「・・・・てめぇ、陣・・・・。せっかく来てやったってのに、この手荒い歓迎は何だ、あぁ?」
静かだが、地を這うような低い声音である辺り、怒りが相当篭っているようだ。
その証拠に、そう言う人物の表情は思い切り引きつり、こめかみ付近には青筋が浮かんでいた。
少々伸ばした茶髪を後ろで一つに括っている、三白眼の吊り目の男。
鳶色の双眸は、目前の陣を鋭く睨め付けている。
しかし、一般人だったら脅えそうなその視線を受けても、陣は全く怯まず同じほどの目付きで睨み返す。
目元がかすかに引きつっているように見えるが、それは気のせいではないらしい。
眼の奥は笑っていないのだが、それでも口元だけは無理矢理弧を描き、
「何だ、てめぇかよ琥月・・・・。だったら手加減しねぇで斬っちまえば良かったぜ。」
との陣の言葉に、ピクリと茶髪の男・・・もとい、琥月の眉が跳ね上がった。
かと思うと、間髪入れず振り上げた右足で、恐れる事なく刀を弾き飛ばす。
琥月の爪先が背に当たった刀は、ギィンと耳障りな音を響かせて後方へ。
渇いた音を立てながら床に転がる刀を見送り、場に三度目の沈黙が訪れる。
いきなり刀を蹴り飛ばされた衝撃で右手にわずかな痛みと痺れが残る中、陣は改めて視線を前の琥月に戻し。
「てめぇぇぇぇ何て事しやがる!あの刀いくらすると思ってんだ折れたら弁償モンだぞコノヤロォォォォ!!」
「てめぇこそ人の事斬っちまえば良かったとか軽くぬかしてんじゃねぇぇぇ!あんな刀より俺の命の方が数百倍大切だろォが!!」
「そもそもいきなり背後に立つ方が悪ぃんだよ、あれじゃ斬られたって文句言えねぇだろオラ今すぐ土下座して謝れ。」
「何で謝んなきゃなんねぇんだここで!俺ぁ客だぞ、てめぇこそ『すいませんでした琥月様。』って頭90度下げて詫びろ!」
「客っつーか殆んどの場合不法侵入だろォが!今度訴えるぞ!!」
「ああ訴えてみろや、そしたらもう二度と情報売ってやんね」
―――――と。
「お二人とも、そろそろお止めになったらいかがですか?」
徐々にヒートアップする二人の口論を遮って入ってきたのは、穏やかな敬語。
そして、啀み合う二人の視界に割り込むのは、一人の眼鏡の青年。
金糸の髪が、小さな窓から差し込む日光に反射してキラリと輝く。
にっこりと微笑を浮かべて間に佇む彼の出現で、口論の勢いを失った二人は、思わず間の抜けた顔になる。
「はっ・・・・・葉、雪・・・・?」
「・・・・・・・・ボス。そして、圓井様。」
笑顔のまま静かに呼ばれ、二人が目を瞬かせると。
「こんな処で口論をなさっていては、何の話も進展致しません。圓井様、あなたも今回は急ぎの情報を持ってきて下さったのでしょう?でしたら、案内致しますので客間の方へ。ボスも、明日が期限の仕事がおありなのですから、煮詰まったからといつまでも道場に篭っておられず、私も出来る限りお手伝いしますので、仕事を再開して下さい。」
殆んど息継ぎもせず、迷いもなく述べられた上記の発言。
笑顔に穏やかな声音であるにも拘らず、何となくヒシヒシ伝わってくる威圧感に陣も琥月も身体を強張らせる。
・・・・いや、笑顔だからこそ恐怖が生まれるのかもしれない。
思わず黙り込んで、視線だけで会話する陣と琥月。
互いに「この状況をどうにかしろ。」とでも言いたげな目だが、どちらもどうにも出来ないらしい。
何故ならば―――――
「・・・・何か、異論はありますか?」
微笑を貼り付けた目前の眼鏡の男の言った事に、何も反論する術がないからであった・・・。
終われ。
・・・・はいっ!終了でございますー。^q^
とうとう出してしまった、三人目のキャラ。^^ 二人じゃ限界があると思って、今後の為に・・・。
え、と・・・。
あとでちゃんとコーナーページにもキャラ紹介を載せますが、一応ここでも簡易的に紹介を・・・・。
圓井 琥月(つぶらい こげつ)
茶髪鳶色の眼の情報屋です。ボス&お付きとは、高校時代からの級友。
でも、ボスとは年がら年中口論をしている犬猿の仲。お互い能力は認めているようだが、素直じゃないので。^^
ボスに情報を売る為に勝手に屋敷等に侵入したり、蹴りが得意だったりと身軽。
詳しくは、キャラ紹介のページに後で載せます~!
・・・・それにしても・・・・未だにボスとお付きのキャラも掴めてないってどういう事・・・・orz
はい!もっとオリキャラについて勉強してきまっす!!!
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